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あまりにも深すぎた!富野由悠季の世界





「ガンダム」に「イデオン」。

少年期から青春時代にかけて夢中になり、

それを倣うかのように、仲間たちと自分たち

でも創作するたのしさを感じることのできる

キッカケともなった作品を世にたくさん送り

出してくれたのが、富野由悠季氏です。




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その半世紀にも及ぶ創作、イマジネーションの

起源から、現在のクリエーターたちに影響を与え

継承するものを3000点以上にも及ぶ資料を

一堂に集めた展覧会、

『富野由悠季の世界』展が昨秋から先月まで

【富山県美術館】でも開催されました。
(2021年1月24日で展覧会は終了しています。)




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展示は、2階フロアのすべての企画展示室を使って

第1部から6部までの大型展覧会となりました。

氏の幼少期から現在にいたるまで、自身のデッサンに

はじまり、手塚治虫氏に師事をうけていたころからの

アニメーション制作への参加、そして脚本、制作のに

至る絵コンテ、デッサン、台本などなどとにかく

どれだけ時間をかけてもみきれないほど…。




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展示室へのエントランスには、展覧会初日の日付が入ったサインが掲げられていました。



実は、私は1回目に1時間半ほどしか時間が取れず、

第1部から第3部くらいまでしか回れず、その後は

さらっと、流し観しかできなかったのです。

いやはや深い深い…。



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これまでリアルタイムやテレビ放送の再放送、劇場で

観てきた作品も、観ていない作品(とくに最近では

CS放送やネット配信作品が中心)についても、氏が

観る側にどんなニーズがあり、商品として求められて

いるか、など考え方に触れる機会となっていました。

もちろんそのベースにある伝えたいテーマや思想など、

読めば読むほど引き込まれていく濃厚な世界は、

1度ならず、2度、3度と通わなければその全貌に触れる

ことさえままならないほどでした。

実際、前売り券の販売時から4回チケットが存在して

いたのですが、果たしてその理由がよくわかった次第です。






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1月は富山県内も記録的な大雪に見舞われ、会期

中に臨時休館が発生するなど、鑑賞機会を逸した方も

いたかもしれません。

私自身は2度目は3時間近くかけてほぼ一通りの展示

(なんといっても6部構成、しかもその中で章分けされ

ているという膨大な資料展示なので、途中部分から鑑賞)

を観ることはできました。

一展覧会ではもったいなく、期間を分けた分割開催を

してくれた方がよかったかなあと感じました。




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グッズコーナーは美術館とは別の運営会社の販売でした。

奥行きの深い氏の作品だけに幅広く、欲しいと思ったら

キリがないので、控えめに記念のしるし程度に買って

帰ってきました。




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本展覧会は『日本アニメーション学会賞2020』を

受賞しました。

このあと、3月6日からは、青森県立美術館で開催

予定になっているそうです。(2021.2時点)は




そういえば、横浜に登場した実寸大動くガンダム、

コロナが収束した暁には、一目見に行きたいですね。



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                     富山県美術館(富山市木場) 2020.12~2021.1 撮影




by tabinoirodori | 2021-02-27 22:25 | ミュージアム | Comments(0)

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