すずさんの故郷をたずねて(後編)
2021年 01月 22日
新型コロナウィルス感染の広がりが続いていて、なかなか
旅には出られませんが、今回も昨年(2020年)の広島への
旅のレポート続編です。
映画『この世界の片隅に』の主人公・すずさんが暮らした
広島市の沿岸部、「江波(えば)」を訪ねました。
旧太田川の河口に近く、ここから中心街を遠望できます。
このあたりも現在は百万都市の広島市の郊外として、
すっかり都市化がすすんでいますが、ところどころに
懐かしさを感じさせる風景にも出会えます。
海岸に近く、貴重な生活用水として古くから利用されて
いた井戸がいまも大切に守られていたりします。
漁の安全と暮らしの守り神、その名も「海神宮」が
港の入り口に建ちます。
いまはすっかり岸壁に囲まれたちいさな漁港も
すずさんの暮らしていたころには、浜辺が残り
映画のシーンにもあったように海苔を干す光景が
広がっていたのだろうなあと想像してみます。
細い路地をたどればもっとかつての暮らしぶりが
見えてくるのかもしれませんね。
残念ながら、まだこのさきの旅の目的地があるので
後ろ髪をひかれつつ、江波の電停へと戻りました。
どこかなつかしく、美しい暮らしの風景に出会う
ことができました。
いつか再び訪ねたいところがまたひとつ増えたなあ
と思いながら再び路面電車に揺られます♪
広島市中区江波 2020.2.4 撮影
by tabinoirodori
| 2021-01-22 20:55
| ひろしまタビレポ
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