広島シティネットワークを体感!
2020年 05月 26日
シリーズで投稿している『ひろしまタビレポ』。
2020年2月に富山から往復夜行バスで呉と広島、そして
安芸の宮島を訪ねた広島県内滞在2日間の旅です。
ここまでは1日目の「呉のまち歩き」をアップしてきま
したが、8回目の今回は「テツタビ編」になります。
広島県内を走るJR西日本の路線網は【広島シティネットワーク】
と呼ばれているらしく、山陽本線や呉線には【Red Wing】と
愛称がつけられている新しい形式(227系)の電車が昨年までに大量
投入されています。
その結果、いまでは広島駅を中心にこのエリアからは国鉄型の車両は
姿を消してしまったというのは、とても残念ではありますが…。
路線・区間ごとにイメージカラーを採用しており、駅名標や
路線図などに利用者にわかりやすい表示が工夫されています。
また車両の行き先表示にもカラーが連動しているようです。
まずは呉からは呉線に乗車して、山陽本線の接続駅であるの
海田市(かいたいち)まで。
そこから、山陽本線を東進する電車に乗り換えて、県東部の
西条まで行ってみることにしました。
運賃は860円。
そこそこの距離(45.4km)がありますね。
単線のローカル区間に新型車両が投入されることは各地でも
ごく普通に見られるようになってきましたが、上り下りの
列車が行き違うために停車駅ではしばし待合の停車時間が
あったりするなど、この呉線も旅人にとってこうした旅気分を
上げてくれるうれしい場面にも出会えます。
瀬戸内海に沿って走る呉線の魅力をしばし楽しみながゆきました。
呉からはおよそ30分で、海田市に到着です。
ホームの柱には、いまもなお「国鉄」の管財表記があるのも
なんだかちょっぴりうれしい♪
古いものを見つけるとテンション上がるのも旅の良さです。
ここでいったん電車を降りて、山陽本線の岡山方面へのホームに
移動します。
さすがに【広島シティネットワーク】と掲げるだけあって、この
駅にも頻繁に新型の車両が行き交います。
時刻表もほぼ等時隔ダイヤになっていてスッキリしています。
さて、乗ってきた電車は広島までの直通列車ですが、ここで
乗り換えて西条まで行こうとしたかというと…
実は、ここから山陽本線の岡山方面には、瀬野駅と八本松駅の
間に【セノハチ越え】と呼ばれる峠越えともいえる急勾配区間が
あります。
そこを通る列車は、モーターをいくつも搭載した電車ではひょい
と軽快に越えていけるのですが、重量のあるコンテナ貨物の
長大編成ではそうはいきません。
ハイパワーな電気機関車であっても難所であり、編成の後方に
「補機」と呼ばれる機関車が連結されるという珍しい区間として
鉄道ファンにはよく知られた区間になっています。
そんな稀有なルートをぜひ一度乗車体験してみたいと思ったわけ
でした。
乗り換え列車を待っていると岡山方面のホームの端に
咲き始めた梅があることに気づきました。
そうこうしているうちに白市ゆきの【Red Wing】が
入線してきました。
いつしか高校生の下校時間ともなっていて、到着した
電車に次々と乗り込んでいきました。
そんなわけで、広島を背にして「セノハチ越え」からの
西条をめざします。
呉線~山陽本線 2020.2.3 撮影
by tabinoirodori
| 2020-05-26 21:45
| ひろしまタビレポ
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