「新」アプローチで広島へ
2020年 02月 20日
10年ぶりに広島へ。
今回の旅のキッカケとなったのは、北陸から乗り換えなしの
直行ルートとして誕生したJRグループの高速新路線の開業でした。
毎日、北陸(富山・石川・福井)と岡山・広島を夜行で1往復する
本格的長距離夜行路線です。
運行は【西日本JRバス】と【中国JRバス】が共同で担当しています。
この路線は2019年の12月に開業したばかりで、2月20日までの期間限定・
1便当たりの席数限定で片道5000円というキャンペーン価格の
設定があったからです。もちろん早い者勝ちで売り切れ必至です。
なんとか都合をつけて、乗車日の日程を決めて購入したのは10日ほど
前でしたが、往路はキャンペーン価格で手配できたものの、復路は
「得割」(早割)に準じた9000円(通常は9000円~14000円)で確保する
ことができました。
都合、合計14000円で広島へ往復できるのですから、申し分ありません。
(しかもネット割即時決済の割引で、往路復路それぞれさらに5%安くなりました!)
この日の北陸発便(富山駅南口19時55分発車)は、広島ナンバーをつけた
【中国JRバス】が担当でした。
車内は、夜行仕様でシートリクライニングも深いハイグレードタイプ、
隣の席とを仕切るプライベートカーテンがついているものなので、
夜間の長時間でも、隣をあまり気にしないでいられるのはいいですね。
富山駅を出発したあとは、富山インターから北陸道に入ったあと、
金沢駅や北陸道のバス停2か所に停車しながら、福井駅東口まで乗車
扱いを行います。
そのあとは翌朝の岡山駅西口、広島駅新幹線口で降車扱いをして終点は
広島バスセンターになります。
富山駅から終点までの所要時間はなんと12時間33分!!(距離は780km
あまりあります。) 私にとっても最長の乗車体験となります。
広島ゆきについては、消灯前に1回、岡山駅到着後、広島までに2回の
開放休憩があります。
1回目は北陸自動車道・南条サービスエリアです。
このほかにも何回か乗務員の休憩のため停車がありますが、乗客は外に
出ることはできません。
また、このバス路線の特徴でもある京都営業所での運転手交代のために
京都で一度高速を下りて、営業所に立ち寄ります。
長距離をワンマン運行するためのJRグループならではの運行スタイルです。
ここまでくると岡山駅までは4時間とかかりませんが、冬のこの時期は
夜明けがまだ遅いので、岡山駅到着はまだ暗い時間の到着です。この日は
5時すぎに到着、10分ほどの早着になりました。
岡山駅に立ち寄るために高速道を一旦下りてきましたが、ここからまだ広島
までは3時間ほどかかります。隣の県とはいえ意外と遠いものです。
岡山県内の山陽道・吉備サービスエリアで2回目の開放休憩です。まだまっくらな中、桃太郎とお供の動物たちの像が迎えてくれました。さらに広島に向けて走ります。
山陽道・広島東インターからは接続する広島高速1号線に入り市街地をめざし
ます。
間所ランプから一般道に出たころにようやく日の出の時間を迎えました。
月曜の朝とあって最後は若干渋滞に巻きもまれながらも、余裕をもった
運行ダイヤを設定しているためか、広島駅新幹線口には8時ごろ、やはり
10分ほどの早着となりました。
多くの乗客が降車して、川の中州に町がひろがる広島市中心部に向けて
ラストスパート。
無数にやってくるバスとすれ違いながらビルの3階へ駆けあがり、
終点の広島バスセンターに無事到着。
定刻より早い8時15分ごろバスを降りました。
このあと一息ついて、再びここからバスに乗り、旅の本番、まずは
呉市へと向かいます。
不定期連載の『ひろしまタビレポ』。
次回は、「呉」編の予定です。
富山駅南口~広島バスセンター 乗車した日 2020.2.2~3
by tabinoirodori
| 2020-02-20 22:45
| ひろしまタビレポ
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