そこに暮らしの息遣いを感じるから。
2019年 04月 19日
歴史ある町並みは、どのように保存するか?
観光地化することによって本来の姿が失われないか?
なかなか難しい問題でもあります。
富山市内から車で1時間30分ほどのところにある飛騨市古川町は
飛騨の匠の技術が古くから生きつづける美しいまちなみが見られます。
その美しさにいつ訪れても惚れ込んでしまうのですが、
お隣の高山市のまちなみの賑わいに比べると、とても静かです。
もちろん、高山のまちの歴史と成り立ち、構造は異なりますが、
飛騨のくらしのありのままの姿を感じるなら、断然、古川がお勧めです。
この美しさには、どんな理由があるのでしょう。
まちなみを保存、保全していくには、さまざまな制度や仕組み、そして
費用もかかることがあるでしょう。
それも必要ですが、何度たずねても、訪ねる人の気持ちをほっこり
させる雰囲気は、そこに住まう人々の飾らない暮らしがあるからでは
ないかと思わずにはいられません。
いつも帰り際は名残惜しく、また必ず再訪するよ、と思わず心に誓って
しまいたくなる場所、古川のまちはそんなところなのです。
飛騨市古川町 2019.4.3 撮影
by tabinoirodori
| 2019-04-19 00:57
| まち歩き
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