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連絡船の痕跡を訪ねる~宇野港へ 2019・冬の旅





『晴れの国・岡山』を巡る冬の鉄道旅。



昼過ぎに岡山駅に到着した後ひといきついてまず向かったのは、

今回の旅の「ミッション」のひとつでもある、かつて本州と四国を

結んでいた【宇高連絡船】の本州側の結節点、「JR宇野駅」です。


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岡山駅在来線中央改札口内の電光掲示板には、方面別に列車の時刻表示が並ぶ。地方都市でありながらこれだけの列車の表示があるのもすごい。いかに岡山が交通の要衝ということがわかる。




【宇高連絡船】は、1988年の【瀬戸大橋】の架橋まで、人々や物資などの

移動を支えていました。同じく海底トンネルとして完成し、いまや【北海道

新幹線】も乗り入れることになる【青函トンネル】の開通によって幕を

下ろした【青函連絡船】とならんで、忘れることのできない日本の発展を

支えてきた航路です。




あれから30年が経過しました。

連絡船の廃止時期が迫る1986年にどうやら私は一度訪ねたことがあり

ましたが、当時はネガフイルムでの写真撮影、学生という身分で、いまの

ようにデジカメで好きなだけ撮影できるという時代ではなかったので、

手元にはほとんど当時の写真は残っていません。

かすかな記憶が頼りでした。



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快速マリンライナーに乗車すれば、関西方面にも結節する四国の玄関口、高松駅までは1時間もかかりません。四国が目的の旅ならこちらが低廉かつスピーディーに移動が可能ですが、今回はローカル線色たっぷりの単線・宇野みなと線に入ります。茶屋駅は、高架駅ですが、ちょっとかわった構造で、宇野みなと線のワンマン列車は、瀬戸大橋線の上下ホームに挟まれた形で停車します。両方の列車からの乗り継ぎを考慮した構造なんでしょうね。日中は岡山駅までの直通列車はほとんどありません。2両編成のワンマン列車がトコトコ走ります。



まずは、現在、四国へ瀬戸大橋経由で直通列車が走る、瀬戸大橋線の

『快速 マリンライナー』に乗し、茶屋町までゆきます。

茶屋町で、かつてのメインルートであった宇野線(宇野みなと線)に乗り

換えとなります。



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列車は出発すると、瀬戸大橋線の高架を右に遠ざけながら、やや東進

します。海をめざす路線ですが、海は終点近くまで見えることはなく

「みなと線」という雰囲気より、田園列車の風情の中を走ります。



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岡山から乗り換え時間を含めて約1時間、行き止まりの車止めの

ある終点・宇野駅に到着です。



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駅舎はなんとこんなエキゾチックな建物!!

これには、理由もあるのですが、かつての連絡船と繋いでいたような

雰囲気はまったく残っていないようでした。



駅から出て、もう少し周囲をみて回ります。



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                          というわけで、つづきます。



by tabinoirodori | 2019-01-31 22:46 | テツタビ!! | Comments(0)

きらめき、ヒラメキできょうはどこへ行こう!


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