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JR高山本線災害復旧工事状況 2018.11<運転再開編>





2018年7月の【西日本豪雨】と時期を同じくして発生した大雨災害により


最後まで不通区間となっていたJR東海・坂上~猪谷間について、


先日(11月21日)より復旧し、運転が再開されました。




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JR西日本との境界駅・猪谷駅にもJR東海のコーポレートカラー、オレンジの帯をまいた車両がふたたび姿を見せ、ここで折り返し運転を再開しています。特急ワイドビューひだも、富山までの直通運転を再開しています。(猪谷~富山間はJR西日本の車両が所管・運行管理)



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被災から4ヶ月あまりでの復旧は、きわめて早期の復旧として関係者の


ご尽力に頭が下がる思いです。


「本線」といえども、沿線人口は少なく、過疎地域を通っているといっても


過言ではありませんが、鉄道のもつ意味とその重要性を鑑みた対応に


これからの地方にとっても心強い社会インフラ維持のかたちを現している


ともいえます。



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現在も、引き続き復旧区間の整備が継続して行われています。


今後は、豪雪にも見舞われる区間ゆえに、安全運行には十分な環境整備が


求められます。


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復旧工事区間の周辺は、引き続き急峻な山あいと宮川に寄り添うルートを通っていることに変わりはありません。これまでも何度も災害による運転休止の歴史が繰り返されています。災害に強い走行基盤を作り上げることは今後も課題として残ります。



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11時35分過ぎ、富山ゆき「ワイドビューひだ3号」(1023D)の85系3両編成が徐行しながら猪谷へと向かっていきました。


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つづいて「ワイドビューひだ3号」がその先の「打保駅」で上下交換した普通列車(1828D)高山ゆき2両編成がやや定刻より遅れて通過していきました。



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こちらが、7月の災害発生数日後の様子です。


あらためて、大災害でありながら、早期にここまで復旧できたことに驚きを


覚えます。(2018.7.12 撮影・再掲載)


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谷筋に直角に交わるように線路は復旧しましたが、今回の工事によって


谷を流れる大量の水を2本の配管により効率よく宮川に排水するほか、


今後は地権者や行政との調整の上で、上部の砂防(ダム)工事に着手する


ことなども検討されているようです。



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                                             飛騨市宮川町 2018.11.27 撮影



by tabinoirodori | 2018-11-28 23:27 | Comments(0)

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