活躍の場広がる「ハイエース」<後編>
2018年 11月 14日
「ジャンボタクシー」かと見紛う路線バス。
各地で活躍を見せる「ハイエース」の後編です。
【富山地方鉄道】(富山地鉄バス)で、2018年からは本格的な運用が
広がっています。きのう紹介した新穂高・平湯方面への特急バスとして
長距離路線をになっているのと同じく、大型車両から一気にサイズダウン
となった路線がもうひとつあります。
富山駅から富山湾に沿って新湊(海王丸パーク・きっときと市場)~氷見番屋街を
結ぶ観光路線バス『富山ぶりかにバス』です。
【北陸新幹線】からの2次交通として、県外客にも人気が高い路線ですが
シーズンや曜日による繁閑の差が大きいためか、こちらも一部の便が
「ハイエース」に置き換えられています。現在は予約制でもあるため、
事前に予約がたくさん入ると大型車が充てられますが、予約なしで当日
乗車の場合、「ハイエース」では積み残しが発生することにもなります。
パンフレット等でも、その旨記載されるようになっています。
その車両がこちらです。
車体には、ルート上に見られる風景がラッピングされています。
つまり、専用車両ということですね。
車両のそれぞれの面には、雨晴海岸から富山湾越しに見える雪を抱く
立山連峰と新湊大橋がコラージュされたものになっています。
私はまだ「ハイエース」化されてからの乗車体験はありませんが、
一度試してみたいとも思っています。
県内では、公営コミュニティ路線にも導入が進んでいます。
おまけですが、JR中央本線・小淵沢駅(山梨県)でも、やはり公営バスとして
活躍していました。
他にも、松本市(長野県)周辺エリアでも同様にコミュニティ路線で
地域色あるラッピングを施して親しみある「ハイエース」路線バスを
みたことがあります。
環境負荷も小さく、需要に見合った場合には、非常に便利な移動手段と
して、今後ますます活躍の場が広がりそうで、市民の足としての
一層の活躍に期待したいものです。
by tabinoirodori
| 2018-11-14 23:56
| バスのカラーリング
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