JR高山本線災害復旧工事状況 2018.11
2018年 11月 02日
11月に入りました。
自然災害による公共インフラへの被害が多発している昨今ですが、
7月の豪雨災害により、路盤の崩壊などで不通が続いているJR高山本線
坂上~猪谷間(JR東海区間)は、今月下旬の運行再開に向けて復旧工事が
大詰めを迎えています。
前回のレポートは8月中旬の状況でしたが、先月中旬に再訪に向かった
のですが、このときは猪谷から並行する国道360号の一部区間で
工事通行止めがあり、現地に至ることができず折り返したため、かなり
時間があいてしまいました。
今回、現地へ行ってみると、すでにレールの敷設も終わっているよう
でした。
最初に目がいったのは、2台のパワーショベル様の重機です。
鉄道工事用にレールを走行できるように車輪がついています。
どうやら、レール敷設後にバラスト撒き、安定させるならしの作業が
行われているようです。
その作業の先、谷筋の路盤崩壊箇所もきれいに盛土が仕上がっていました。
バラスト撒きをしている部分以外では、通信機器や配線の工事なども
本格的にはじめられているようで、このあとは検測車両によるチェック
を経て、営業車両による試運転が行われれば、運行再開がいよいよ
迫ってきますね。
作業が続く現場の横を、猪谷~坂上間を結ぶ途中駅で乗降扱いする
代行バスが通りすぎていきました。
この光景も、あとしばらくで終了することになります。
それにしても、日本の土木技術と施工スピードはやはり素晴らしいと
感じます。あれだけの被害がありながら、数ヶ月で復旧するのですから。
飛騨市宮川町 2018.11.2 撮影
by tabinoirodori
| 2018-11-02 21:31
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