野辺山のちいさなSL~最後の夏
2018年 08月 28日
標高1000mを越える高原といえども、
今年の夏は、やっぱり暑かった。
【JR小海線】は、山梨県・小淵沢駅と長野県・小諸駅を結び、
まさに八ヶ岳山麓の高原地帯を駆け抜ける、夏はとくに人気の高い
路線です。
JRの路線ではもっとも標高の高い駅(1345.67m)として知られる
【野辺山駅】から徒歩で国道141号沿いを15分ほど歩いたところに
小さな「SL列車」が走っています。
かつて、台湾の製糖工場で貨物の牽引機として活躍していた
蒸気機関車『362号』です。
1986年に小さな遊園地として開園した『野辺山SLランド』の
園内の約300mをサークルで一周します。(入園は無料・SL乗車は有料)
高原のさわやかな緑の青空の下、ゆっくりと、それでいて力強く
蒸気の吐出を感じながら、蒸気機関車に引かれた客車のちいさな旅を
楽しむことができます。
残念ながら、同園は、今月31日をもって閉園することが決まっています。
最後の夏、変わらない信州のやさしい緑と風と光の中で
訪れた旅人の記憶の中にしっかりと刻む走りをみせていました。
長野県・南牧村 2018.8.10 撮影
by tabinoirodori
| 2018-08-28 00:38
| 夏景色 2018
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