魅惑の岳南電車 Ⅰ
2018年 06月 08日
富士市の工場地帯を走りぬけるローカル線の【岳南電車】。
わずか9.2kmという短い私鉄路線です。
夕暮れが迫るころ、東海道本線の吉原駅構内の一番端っこに沿って
申し訳なさそうに寄り添うレールの上を電車がやってきました。
吉原駅に到着した電車は折り返して、終点の岳南江尾ゆきに変わります。
この2両編成の電車も、先に乗車した【伊豆急行】の電車と同じく、
かつては、東京で走っていた大手私鉄からの譲渡車両です。
いずれも私が学生時代に過ごしていたころは東京で現役で走っていて
通学にも利用していた車両なのでうれしい再会です。
岳南電車は、JR東海道本線の吉原駅とは、連絡跨線橋でも結ばれています。
画像はそのJRホーム側から見たものです。1日の運行本数はこれだけです。
1時間に2往復程度なんですね。
白ペンキのレトロな改札の向こうに、JRの自動改札機が見えます。
私は、一旦JRの駅前に出て、改めて岳南電車の駅にきたのですが、
JRきっぷで連絡跨線橋から出てくることもできたのでしょうね。
有人駅ではきっぷは手売りのようです。
しかも、いまはほとんど見られなくなった【硬券】(こうけん=PC入力で
一発変換できない!?)です!!
これもまたうれしいですね。
夕方6時からの乗車で『1日フリーきっぷ』購入?と思うことなかれ
岳南電車は9.2km端から端まで乗って片道360円です。
すなわち往復するだけで元が取れ、20円安くなります。
ふりーきっぷなので、最後に乗車記念として持ち帰ることもできます。
もっとも私は今回は、途中乗り降りをするつもりなので、終点までも
時間的にはいけないのですけれどね。
この日は、ちょうど私自身の誕生日だったので一層の記念になりました♪
改札前にはワゴンでも人気商品が並べてあり、手に取れるように
なっていました。
ローカル鉄道にとっては、グッズの売上も大切な収入源です。
私は1日乗車券の購入といっしょに、人気ナンバー1といわれる
地元お菓子店のつくるこちらを買いました。
つづきます。
岳南電車・吉原駅 2018.5.24 撮影
by tabinoirodori
| 2018-06-08 22:20
| 遠出
|
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