美術館「競演」の時代へ ~北陸新幹線開業から3年。
2018年 03月 15日
【北陸新幹線金沢開業】以前から、全国的にも知られ
多くの来館者でにぎわうのは【金沢21世紀美術館】(石川県)。
現在は、ターミナル(終着駅)となっている金沢は、観光客数に
おいては『独り勝ち』とさえ言われています。
しかしながら、決してライバル視するということではなく、
これまでも、近代から現代アートの展示に力をいれてきたのが
富山であり、負けてはいません。
とりわけ、「ガラスアートのまち」と自負する富山市は、市街地再開発の
中心に新美術館『富山市ガラス美術館』を建設し、市立図書館本館と一体化
ランドマークとして存在感を示しています。
現在建設中の【2020年東京オリンピック】のメインスタジアムでもある
【新国立競技場】の設計者としても知られる隈研吾氏の建築物です。
一方、市街地中心部と新幹線・富山駅を挟んで、駅北に広がる
【富岩運河環水公園】に隣接して2017年8月にグランドオープンした
【富山県美術館】。
こちらは、市街地に近い場所にありながら、ゆったりした公園と
景観も一体化した、新時代の美術館を標榜しています。
この2つの新美術館だけでなく、市内には金沢市にも負けないほど、
美術館が充実している街になりました。
いずれの美術館ともに、オリジナリティーの高い豊富な収蔵作品の
展示をはじめ、さまざまな企画展を意欲的に取り組んでいて、
今後、ますます来場者が増えることに期待がかかっています。
まだまだ知名度という点では課題もありますが、間違いなくこれから
富山を訪れる方に感動と喜びを感じていただけるものになるでしょう。
※収蔵作品等の画像は、撮影が許可されているもの、及び撮影可能範囲で撮影しています。
by tabinoirodori
| 2018-03-15 23:54
| 北陸新幹線開業
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