名もなき池のほとりにて
2017年 11月 25日
初冬のドライブ旅、富山から岐阜へ。
富山から休憩を挟みつつ、3時間あまりで関市板取地区(白谷)まで
走ってきました。
いよいよ気になる場所、「名もなき池」が通称『モネの池』と呼ばれる
その池との対面です。
池を取り囲むように多くの観光客でにぎわっているようです。
杉木立のなかには「根道神社」があり、池はその参道脇にあります。
この池はもともとこの辺りで湧き出す伏流水(湧き水)によって灌漑用に整備された
池ということで、もともとは名前がなかったらしいのですが、どなたかが、
この湧き水起源の水循環による美しさと、そこに浮かぶ蓮の葉の様子が、印象派の
代表的画家として知られる、【クロード・モネ】が描く作品『睡蓮』になぞらえて、
【モネの池】と呼んだそうです。
ネット検索するとすぐにヒットしますので、興味のある方はいろいろ見てみると詳しく
そのいきさつがわかります。
一見すると蓮の葉が浮かぶ池であることは確かですが、見え方は角度によって、また
光線の具合によっても常に変化があるようです。
この日のお天気は、変わりやすい冬の山あいのお天気ですから、日が差し込んだり、
雲にさえぎられたり、小雨が降ってきたりとめまぐるしく変化します。
とりあえず、コンデジでがんばって撮ってみました。
水深は浅いようで、水底の土の色目が少し白っぽく見え、水の透明度が高いので
こんなように水中の鯉がまるで空中に浮かんでいるようにも見えます。
この日は未明にそれなりの降雨があったので、これでも少し濁っている状況のよう
です。
日が射しこむと、静かな水面は照り返します。
それにしても、ひっきりなしに訪れる人の数がこんな山村にそぐわないほど…。
神社の参道にある階段をのぼると池が見下ろせました。
池は、根道神社と自治会関係者のみなさんによって大切に美観とともに守られて
います。
池の美しさを楽しませていただけることに感謝して、お参りさせていただきました。
次回はもう少し【モネの池】にクローズアップしたいと思います。(つづく)
by tabinoirodori
| 2017-11-25 23:10
| 遠出とドライブ
|
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