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城端別院 善徳寺から、町は生まれた







城端の町並みは、『越中の小京都』とも呼ばれることもあるようです。




まちの興りは、現在の町の中心に位置する 真宗大谷派の城端別院




【善徳寺】がこの地にひらかれたことにはじまるそうです。




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蓮如上人とその後継者が北陸地方に布教活動の中で、この城端で




戦国時代から江戸時代を経て、加賀藩の庇護のもとで、町の人々の




信心を得て、ともに現在へと歴史を紡いでいます。



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山門をはじめとして境内には、これまで数百年間大火にあうことも無く、



重厚な木造建築物がのこり、いまでも365日欠くことなく本堂ではお勤めが



行われています。



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現在、平成30年にかけて、本堂等の御修復事業が行われており、一部立ち入り制限や工事箇所が見られます。






その山門に刻まれた彫刻などには、風雪に耐えた伝統技術が光沢を失い




ながらも、現代人の私たちのこころに訴える大きな力をもっているように




感じます。



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修復のあとも、あえてわかるような姿にむしろ人々の素朴な愛情の深さをを感じます。





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重厚な屋根を支える柱が修復され色目が違っても時間をかけてなじんでいくことでしょう。





そして、この寺院を中心にこの地で産業が発展するとともに、集まってきた




町人たちに京都や加賀藩の文化が根付き、町人自らの手で、磨き上げてきた




のだそうです。






その姿は、毎年5月に行われる【城端曳山祭】としてみることができます。


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そんなわけで、次回はその曳山祭りに触れたいと思います。




                                       真宗大谷派 廓龍山 善徳寺 2017.7.12 撮影







by tabinoirodori | 2017-07-14 22:35 | まち歩き | Comments(0)

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