敦賀以西ルート決定へ
2016年 12月 14日
2022年度(平成34年度)までに、金沢(石川県)~敦賀(福井県)間の開業が
予定されている【北陸新幹線】。
いよいよ、大阪までのルートが決定しそうである。
すでに開業している、富山や石川の地元紙でも、このところトップを飾る
記事としてルート選定に関する動向が報じられてきた。
そして、政府・与党としてのルート決定がまもなく発表される見通しになった。
これまで、議論されてきたルートは3つで、果たして費用対効果が
もっとも優れているのはどのルートなのか?
「我田引水」ならぬ「我田引鉄」の様相も感じられなくもなかったが
最終的には、北陸三県(富山石川福井)の議会や知事らの意向がほぼ揃う形で
『小浜~京都ルート』が、滋賀県推しの『米原ルート』、京都府推しの
『舞鶴~京都ルート』を抑えて決着することになりそうだ。
北陸からしてみれば、当然といえば当然、少しでも早く、できるだけ安く
京都・大阪へ到着することを目的に考えれば自然な流れである。
しかしながら、現在の【新幹線建設】は、建設費の地元負担が大きいことも
あるので、直接メリットを受けにくい滋賀県や京都府の主張も理解できなくは
ないが…。
新幹線建設費の問題だけでなく、並行在来線の取り扱いも今後絡んでくるので
ますますややこしいのだ。
それが、これまで新幹線を通すために膨大な時間がかかかってきた所以でもあるの
だろうが、果たして大阪までの全線開業はいつになるのやら。
今後、敦賀終点(暫定)に向けた工事や整備事業が進められる。
3番目の画像は、滋賀・京都方向を望むもので、おそらく新幹線は
山の手前あたりから右にカーブして小浜へと向かうことになろう。
そんなわけで、敦賀より小浜経由とルートが決まれば、次は「財源確保」
という難題が待ち構えている。
なかなかまだ先は長いのである。
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amanojakusan at 2016-12-17 17:58
さすが地元の新聞の扱いは大きいですね。
このルートの件はこちら山梨ではそれほど
大きくは報じられていませんが、リニア
新幹線のことは大騒ぎという状態です。
私は従来の新幹線に比べてリニアの地元への利点は
それほどあるようには思いませんが。
JR東海は途中駅なんてなるべくない方がいいと
考えているような気がするのです。
このルートの件はこちら山梨ではそれほど
大きくは報じられていませんが、リニア
新幹線のことは大騒ぎという状態です。
私は従来の新幹線に比べてリニアの地元への利点は
それほどあるようには思いませんが。
JR東海は途中駅なんてなるべくない方がいいと
考えているような気がするのです。
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tabinoirodori at 2016-12-18 06:44
☆ amanojakusanさん
コメントありがとうございます。
鉄道や道路(高速道路や国道)というのは、歴史を紐解けば
常に地元の権力者(政治家)の影響が強かったことがわかり
ます。鉄道の直線でなく迂回ルートをとったり、無理やり
駅を作ったりと…。財政が厳しい現代にあっては、どのように
グランドデザインを描くかは、私たちも冷静に見ていきたい
ものですね。
コメントありがとうございます。
鉄道や道路(高速道路や国道)というのは、歴史を紐解けば
常に地元の権力者(政治家)の影響が強かったことがわかり
ます。鉄道の直線でなく迂回ルートをとったり、無理やり
駅を作ったりと…。財政が厳しい現代にあっては、どのように
グランドデザインを描くかは、私たちも冷静に見ていきたい
ものですね。
by tabinoirodori
| 2016-12-14 23:47
| 北陸新幹線工事
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Comments(2)