東日本大震災から、5年7ヶ月。
2016年 10月 11日
東日本大震災では、太平洋沿岸部をつなぐ鉄道も地震と津波の
被害を受け、現在も運休のつづく路線・区間があります。
そのなかで、JR常磐線では、復旧にあたり一部区間でルートを
内陸寄りに移転したうえで、復旧し、運行再開されることになりました。
福島・宮城両県の県境付近、駒ヶ嶺(福島県)~浜吉田(宮城県)区間です。
2016年12月10日を開通目標として現在も準備が進められています。
(現在は、相馬駅~浜吉田駅間で、列車は運休中で代行バスによる運行になっています。)
2016年7月31日に現地を訪ね、工事の進む現地を見ることができましたので、
本日はそのときの画像をアップします。
この区間には、3駅が移転し新駅舎が整備されます。
「新地駅」・「坂元駅」・「山下駅」です。
このうち、「新地駅」については、駅施設近くへの立ち入りが
規制されていましたので、撮影はできませんでしたが、
あとの2駅は、駅舎と駅前広場がほぼ完成しており間近に撮影することが
できました。
まずは、「坂元駅」です。
「坂元駅」は、国道6号線沿いに整備中です。
この交差点あたりまで津波による海水の浸水もあったようですが、
駅周辺整備と一体的に復興が進んでいる印象です。
ローソンも新設営業されていて、国道上に、代行バスのバス停が
設置されていました。
つづいて、「山下駅」です。
駅の開業に合わせて、駅前に食品スーパーの建設もスタートしていました。
山下駅旧駅は、ここから1kmほど東の海岸よりにありました。
現在は、駅舎はなく、草生したホームと、トイレの跡が残されていました。
レールはすでになく、ここを鉄道が通ることはなくなりました。
開業まであと2ヶ月となりました。
開業の日には、きっとたくさんの人たちが、駅やそのまわりに集まってきて
にぎわうことでしょう。
by tabinoirodori
| 2016-10-11 23:20
| 震災復興
|
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