『わくライナー』で、海を望みて能登へアプローチ。(その1)
2015年 07月 13日
【北陸新幹線・金沢開業】にあって、終点【金沢駅】のひとつ手前の駅となる
【新高岡駅】は、『飛越能の交通の拠点』という便利な位置にあります。
意外かもしれませんが、岐阜県にある世界遺産「白川郷」や観光都市「高山」という
飛騨への高速道路(東海北陸道)のアクセスが、そして能登へも【能越自動車道】が
この春、石川県七尾市まで開通したことで、各方面への移動が飛躍的に便利になり、
バス路線も充実してきています。
そのひとつが、【わくライナー】で、毎日4往復、高岡と和倉温泉(七尾市)を
能越自動車道を利用し、氷見経由で運行する高速路線バスです。
JR北陸本線から第三セクター【あいの風とやま鉄道】に引き継がれた「高岡駅前」が
富山県側の起点です。
駅舎は、昨年3月に完成しましたが、新幹線は離れた新高岡駅に停車のためなんとなく、宝の持ち腐れというか、もったいない施設になっています。
この日は、10時58分発の便に乗車。微妙に、58分というのは、このあと停車する
【新高岡駅】の発時刻を11時10分としたことからでしょうか?ちなみにすぐあとに、
五箇山、白川郷へと向かう【世界遺産バス】も続いて発車します。 (1枚目の画像の後ろに いるバス。こちらは11時発で、新高岡駅は11時15分発。)
線路を陸橋で渡り、駅の南側へ出て、国宝「瑞龍寺」の参道を横切り、10分足らずで
【新高岡駅バスターミナル】に到着します。ここで、新幹線で到着したお客様を迎えます。
ここからは、3人組の乗車があり、乗客は6名となりましたが、正座席45名の定員に
対してはさびしい乗車人数です。平日の昼前なので仕方のないところかも知れませんが。
新高岡駅を後にして、ここからアクセス道路として整備された新しい道路で、能越道・
高岡インターへと走ります。新高岡駅出発直後からは、車内のテレビモニターで、
観光案内ビデオの上映が始まりました。
「高岡市」「氷見市」「七尾市」の順で、沿線の観光や文化、味覚のPRですね。
中でも最初の高岡市は、首都圏か転校してきた女生徒が高岡市内の高校の吹奏楽部を
通して、高岡の生活を楽しむといった、ドラマ仕立ての内容でなかなか面白かったです。
ほどなく、左車窓に、田んぼと山に囲まれた中に、ひときわ目立つガラス張りの建物が…
これは、【三芝硝材】という、硝子メーカーの本社ですが、
最近、とくに知られるようになったあの会社です。
そうなんです。
高い技術で【北陸新幹線 E7系/W7系】の運転席ガラスを製造した会社です。
個人的には、このバスタビの前半の「ハイライトシーン」です(笑)。
まだ、このあたりは、海岸線からは離れていますが、富山湾西側にあたる山間地を
トンネルで抜けつつ、氷見市へとバスは快調に走ります。
最初の降車地となる【氷見番屋街】に到着です。
ここは、以前の「バスタビ!」の【ぶりかにバス】でも紹介しました施設で、氷見の産物や
飲食、日帰り湯を楽しむことができます。
ここで、降車することもでき、運賃はここまで500円!なんと、ワンコインです。
ここでちょっと寄り道をして、次の便でふたたび和倉温泉を目指すこともできます。
【わくライナー】のバスタビ前半は、ここまで。「その2」で、終点【和倉温泉】までを
レポートします。
加越能バス【わくライナー】和倉温泉行き 乗車した日 2015.6.22
by tabinoirodori
| 2015-07-13 21:38
| バスタビ!!
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