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祝!東海道新幹線開業50周年~1月の本棚

そうか、東海道新幹線開業から今年は50周年にあたるのですね。

昨年は「トウキョウ!」の名(迷?)シーンの2020年五輪の開催地【東京】が

決定しましたが、前回の【東京オリンピック】にむけて整備が進められたもの

の代表格が【東海道新幹線】でした。

1964年10月1日、まもなく開会するオリンピックよりひとあし先に開業、それから

時をへて、2014年10月に【50周年】を迎えるということです。


さて、そんなメモリアルイヤーに先んじて、元東海道新幹線運転士、にわつよし氏の

文庫書き下ろしの新刊が発行されました。

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 『東海道新幹線 運転席へようこそ』 (新潮文庫 2014.1.1刊)

開業当時の【0系】の運転席から流れる風景を東京から新大阪までの乗務記録的に

運転士視線で、当時の出来事を掘り起こすように語られています。私たち一般客では

味わえない、体験ゆえに一味も二味も違った【旅情】?を感じます…  というのは

言い過ぎかもしれませんが、人を安全に高速で運ぶことということが決して単純な

ことではないのだなあ、とご苦労もわかったりして楽しい読み物になっています。


仕事として、東京と新大阪の間を一日から二日に一度往復するとい行為は【旅】と

いうべきではないのかもしれませんが、きっと同じ道のりでも季節や時間天候によって

二度と同じ行程はないのではないでしょうか。

それはひょっとすると【人生の旅】そのものではないか…  とさえ思ってしまいます。

男子一度はのりものの運転手(士)にあこがれるもの?

夢やロマンってありますよねぇ…

本書の構成は、まず東海道新幹線の基礎知識からはじまり、下り【0系】ひかり号の

昭和53年某日の運転席談義で新大阪まで、折り返しの上り東京行きは最新の【N

700系】(平成25年)のハイテク運転旅の記録という三部構成ものです。


ニッポンの大動脈【東海道新幹線】。いまでこそ、山陽・東北・上越・長野(北陸)・

九州(鹿児島ルート)と、ネットワークが拡大しましたが、ニッポンの【しんかんせん】と

いうと、やっぱり今でも【東海道新幹線】が筆頭でしょう。

そして、来春には富山・金沢まで【北陸新幹線】が開業します。まさに、半世紀のときを

こえてようやくやってくるのです。

そんな感慨にも浸りながら楽しんで読みすすめることができる一冊でした。
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 実は、最近まったく利用する機会(縁)のないのが、東海道新幹線… したがってデジカメ画像もほとんどないのでした。
by tabinoirodori | 2014-01-16 23:04 | タビノホンダナ | Comments(0)

きらめき、ヒラメキできょうはどこへ行こう!


by tabinoirodori