大火から半年…
2017年 06月 23日
北陸地方は遅れていた『梅雨入り』がようやく(6月21日)発表されたが
さっそく翌日から『中休み』となったようで、青空が広がった。
雨降りを想定していたローテーション上の休日だったが、せっかくの
貴重な晴れ間なので、糸魚川へと出かけた。
2016年12月22日、白昼に発生した火災は、強い南風にあおられて
市街地での大火となった。
あの日から、ちょうど半年…。
季節は、夏へ。
あの日焼け尽くした場所は、春先に瓦礫が撤去されたあと、
ただ時間が止まってしまったようにも見えるが、その先に夏の表情を
見せ始めた日本海が広がっていた。
この日みたテレビのニュースでは、私が見ていたものには
「大火から半年」を伝えるニュースはなかった。
それ以上に、伝えるべきさまざまな騒動が世間を賑わせているようだ。
たくさんの人々の暮らしてきた場所だっただけに、これからどのように
住まいを元通りにするのか、どんなまちづくりをめざすのか、
慎重にその作業が進められているのだろうが、この半年間を、
糸魚川の人たちはどのように感じていらっしゃるのかと思うと、
やはり切なくなる。
まだ黒く煤けた土地の一角に、草花が添える色彩に、少しだけほっとした。
新潟県糸魚川市 2017.6.22 撮影
by tabinoirodori
| 2017-06-23 01:13
| まちづくり
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