路線再編で新たなスタート
2017年 05月 15日
富山県内と、東京(池袋・新宿)を結ぶ伝統ある高速バス路線。
20年以上の運行の歴史があり、低廉な価格で安心・安全・快適に移動が
できる手段として人気があります。
これまで、富山駅を起点に県東部は、【富山地鉄バス】(富山地方鉄道)、
県西部(氷見・高岡・砺波)は同じ系列の【加越能バス】というふうに、
地元のバス会社と東京側は【西武バス】との共同運行で2系統の路線として
昼行便、夜行便がそれぞれ運行されてきました。
その2つの路線が、5月15日(月)から、系統を統合し、1つの路線として
集約され、あらたなダイヤ編成での運行が始まりました。
これにより、従来県西部を発着していた路線が、すべての便が富山駅へ乗り入れる
ことになり、富山以東のバス停ではこれまでの昼行3往復+夜行1往復に加え、
昼行「1往復増便」(合計5往復)という形になりました。
(さらに週末を中心に夜行便が富山発着で増便対応あり)
一方で、氷見・高岡・砺波からの所要時間が、富山市内経由になったことに
よりこれまでよりも拡大してしまうという、やや不便になった部分が出来た
ことも否めません。 (とくに夜行便は県内区間だけで最大3時間の所要時間を要することになった。)
こうした背景には、2年前の【北陸新幹線開業】により、日帰り移動が格段に
便利になったことで、高速バス利用者が減少していることが原因にあるようです。
夜行路線は、旧ツアーバスからの路線バス認可を受けた新たな事業者の運行も
あり、競合関係が厳しくなっている面もあります。
加えて、運行経費やドライバーの労働環境の厳しさなどから効率的な運行が
求められている昨今の企業側の事情もあるのかもしれません。
今週の記事アップは、高速バス特集の「スペシャルウィーク」になりそうです。
ちょぴりマニアックになってしまうかもしれませんが、よろしかったらどうぞ
おつきあいください。
by tabinoirodori
| 2017-05-15 23:59
| バスタビ!!
|
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