手取川橋梁工事状況 2016.12(Ⅰ)
2017年 02月 08日
福井県敦賀市までの建設工事が進められている【北陸新幹線】。
平成34年度末の完成に向けてトンネルや橋梁工事から基礎工事が
進んでおり、形が見え始めてきた区間も増えてきました。
2016年5月の状況を記録した【手取川橋梁工事】について、その後
半年あまりを経過した状況を見てきましたので、現在より少し前の様子
ではありますが、画像をアップしたいと思います。
現在の建設工事の中心は、橋脚部分の本体でしょうか。
手取川は両岸の間の距離がこのあたりでは、約500mほどですが、その間に
6本の橋脚が立つようです。またその両側には堤防を越えて高架橋に
つながるものも合わせて建設されることになります。
手取川は、「白山」を源流に多くの雪解け水を集める石川県内では最も
大きな河川でもあり、古くから洪水などの水害を繰り返してきた河川です。
また海岸まで近く、大きな扇状地にもあることから難航時区間のひとつとも
いえるでしょう。
そのため、水量の多い梅雨期間には、工事が中断休止される期間も設定されて
います。
奥に見えるトラス鉄橋は、JR北陸本線手取川橋梁です。そのすぐ先が日本海になります。
堤防脇に建つ工事事務所付近にある上記の工事概要図を見ると、
現在は、全体の5つのステップのうち、2017年6月までの2ステップ目で、
左岸(福井方)寄りの橋脚部完成から、橋梁部分が左右に延ばし始める部分まで
至ることになっているようです。(その後、梅雨~夏季期間は工事休止予定あり)
水が少ないこの時期でも、結構な水量が流れています。
橋脚と橋脚の間に資材運搬用の仮設橋が架けられていますが、こころもとなく
感じるほどです。
ということで、…つづきます。
所在地 石川県川北町付近 2016.12.19 撮影
by tabinoirodori
| 2017-02-08 19:50
| 北陸新幹線工事
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