東日本大震災から5年9ヶ月。
2016年 12月 11日
寒さが厳しくなる時期になってきました。
5年9ヶ月目を迎えるその日を前に、きのう12月10日、
津波による大きな被害を受け、運転が出来なくなっていた
JR常磐線の相馬(福島県)~浜吉田(宮城県)間の整備が完了し
運行が再開されました。
これで、福島県内の小高駅から北の区間で運転できるようになり、
鉄道で仙台までつながりました。
沿線の人たちにとって、心待ちにしていた復興の大きな一歩に
なったことと思います。
私は今年7月に、新たに線路の移設を行った区間の整備状況を見に行く
ことができました。
あれから4ヶ月あまり、たずねたときにはすぐにでも走り出しそうな
くらいに完成に近い状態にみえましたが、その後も繰り返し、施設の
整備点検や車両の試運転などがじっくりと行われていたのでしょう。
そして、これまでの生活の足となってきた、JR代行バスや、仙台への
高速路線バスは、その役目を終えました。
地域交通は、これまでも復興と生活再建に大いなる役割を果たします。
運行に携わる方々の安全運行への多大な努力と、利用者の支持によって
これからも大きな復興の推進力となることを願います。
※本日の画像はすべて2016.7.31に現地を訪ねた際の画像です。
きょうの富山はとても寒い日となり、昼間も気温は3℃ぐらいにとどまりました。
地震は、季節や時間を選びません。
この時期に大きな災害に見舞われたとしたら、一番堪えるのは「寒さ」なのかも
しれないと、考えてみるときょうの寒さだけでなく、身震いしそうになりました。
日ごろからの備えに、やはり「暖をとる」手段についても考え、準備しておく必要が
あると、あらためて思いました。
by tabinoirodori
| 2016-12-11 23:06
| 震災復興
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