開業から3ヶ月。何が変わったか?
2015年 06月 14日
【北陸新幹線・金沢開業】から3ヶ月が経過しました。
このブログにご訪問いただいた方のなかにもすでに乗車された方も多いこと
でしょう。
季節は、「春」から「夏」へと移っていきます。
金沢駅のもてなしドーム内の懸垂幕はこのようになっています。
これなら、一年中使えそうです…
おかげさまで、首都圏を中心に、各地から金沢や富山へたくさんの観光客も訪れ、
休日を中心に主な観光地はいつもにぎわっていて、活気にあふれています。
それは、待ち望んでいた北陸各地にとっては大変ありがたく、うれしいことです。
ただ、喜んでばかりはいられないこと…
いわゆる【光と影】の「影」の部分もあることです。
代表的な課題は、東京羽田と結ぶ航空路線の苦戦です。
新幹線の開業していない、石川県南加賀エリアや福井方面にとっては、
東京との間での最短の移動時間となっている航空路線。
ANAとJALの「ダブルトラック」路線の小松便は、両社とも一部を除き、画像のような
B737-800型にダウンサイジングが進んでいます。
ANA単独路線の富山便も同様です。
両県ともに、航空路線の維持のためにさまざまな施策を打っていますが、
長期的に効果が持続するか、また諸費用の確保が続けられるのか、これからが
正念場となってきます。
また、第三セクターへ移行した【並行在来線】も健闘はしているようですが、見通しは
まだまだ明るいわけではありません。
一方、二次交通の主役となりつつある新幹線駅を発着するバス交通は、とりわけ
観光路線については、現段階では安定的とはいえないまでも、
おおむね順調な推移にあるようです。
週末、とある日曜日の夜の富山駅新幹線ホーム。
午後8時が近いが、東京ゆきの最終「かがやき518号」まで、3本の列車の設定があり、
まだにぎわいが残っていました。
by tabinoirodori
| 2015-06-14 23:24
| 北陸新幹線開業
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