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ご利益のある名水~9月の本棚

実は、最近、読書の時間が取れていない…

と、いうこともあろうかと、今月は早めに読んでおいた「旅関連本」なのですが、

アップが月末になっていましました。

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 『ご利益のある名水』 南 正時 著(講談社+α新書 2008.6 刊)


日本はどこへ行っても飲み水に困ることがありません。

あたりまえのことなのですが、世界中を旅する人にとっては、「いや~、やっぱり

日本の水は安心できるよなあ」と思われることもあるのではないでしょうか。


水道水はもとより、天然の湧き水という実は贅沢な水資源に恵まれる日本各地を

旅してまとめたこの本。

著者は鉄道ライターでもあり、私も小学生時代から鉄道関連本のおもに写真家として

知っていた方なのですが、お年を重ねた今は、鉄道の旅を楽しみながら、

そのたずねた土地で、地域に親しまれ、大切に守られている「名水」を巡っています。



水源の起源を紐解きながら、未来へ守りつなげていって欲しいと願う、著者の言葉に

共感を覚えます。



古くは弘法大師やヤマトタケルノミコト(日本武尊)がその水に関わっていたという

伝説は、いつしか現世に生きるわれわれにご利益をもたらしているということなの

でしょうか。


ともあれ、巡った水源の飲料水としての安全性は、保健所などの分析に基づいたうえで、

あとは「個人の責任において…」と添えているのも自然な感じがしました。



私の暮らす、北陸、富山も北アルプスや白山火山帯の伏流水が湧き出す名水の

多いところです。


旅する以前に身近なのですが、「水のありがたさ」を再認識します。
富山県・入善町にある湧水のひとつ。

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結構な量が湧き出しています。(ちなみに、著書とは直接関係はありません)
by tabinoirodori | 2013-09-24 22:15 | タビノホンダナ | Comments(0)

きらめき、ヒラメキできょうはどこへ行こう!


by tabinoirodori